1995年 NBAドラフト
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新人王:デイモン・スタウダマイアー(Damon Stoudamire)
All Rookie Team
1st:ジョー・スミス、アントニオ・マクダイス、ジェリー・スタックハウス、デイモン・スタウダマイアー、マイケル・フィンリー
主なプレイヤー
1.ジョー・スミス(Joe Smith)
出身校:メリーランド大学
ポジション: PF、C、SF
所属チーム:GSW(1995~1998)→PHI(1998)→MIN(1998~2000)→DET(2000~2001)→MIN(2001~2003)→MIL(2003~2006)→DEN(2006)→PHI(2006~2007)→CHI(2007~2008)→CLE(2008)→OKC(2008~2009)→CLE(2009)→ATL(2009~2010)→NJN(2010)→LAL(2010~2011)
キャリア平均:10.9PPG、6.4RPG、1.0APG
インサイドでもアウトサイドでも得点力を発揮し、ゴールデンステイト・ウォリアーズ入団1年目から平均15.3得点を記録する活躍を見せる。
翌1996-97シーズンには平均18.7得点を記録し、将来のスター候補としてその成長に期待がかかったが、1997-98シーズンにエースのラトレル・スプリーウェルが起こしたコーチへの暴行事件によってチームは混乱に陥り、多くの選手が入れ替わる状況となった中でスミスもチームを放出される。
移籍後は多くのチームを渡り歩く事となり、役割が変化する中でウォリアーズ時代のような数字を残すはできなくなってしまったが、泥臭い仕事もこなすロールプレイヤーとして生き残り、16シーズンという長い現役生活を送った。
youtube:http://youtu.be/E_tedyTvPMc
2.アントニオ・マクダイス(Antonio McDyess)
出身校:アラバマ大学
ポジション: PF、C
所属チーム:DEN(1995~1997)→PHO(1997~1998)→DEN(1998~2002)→NYK(2002~2004)→PHO(2004)→DET(2004~2009)→SAS(2009~2011)
キャリア平均:12.0PPG、7.5RPG、1.3APG、1.1BPG
ALL TEAM:All-NBA 3rd 1回
オールスター出場:1回(2001)
ロサンゼルス・クリッパーズからドラフト指名を受け、直後にデンバー・ナゲッツへトレードされる。
1年目から迫力満点のダンクやブロックショットで注目を浴び、未来のスタープレイヤーを予感させる活躍を見せたが、フリーエージェントになればチームを去ると判断したナゲッツは1996-97シーズン終了後に3つのチームが絡むトレードでマクダイスを放出する。
移籍先のフェニックス・サンズでも変わらぬ活躍を見せていたマクダイスだったが、1シーズンをプレーしてフリーエージェントになると、周囲の予想に反して古巣のナゲッツに復帰し、低迷するチームの成績改善に尽力した。
1998-99シーズンに平均21.2得点、10.7リバウンド、2.3ブロックを記録してオールNBA3rdチームに選出され、2000-01シーズンには初のオールスター出場を果たすなど、リーグを代表するフォワードとして活躍する。
しかし、2001-02シーズンに膝の故障により長期欠場を強いられ、以降は全盛期のような爆発力は見せられなくなった。
平均得点は1桁までに落ち込んでしまったが、優れた技術と戦術眼でチームに貢献し、デトロイト・ピストンズやサンアントニオ・スパーズなどの強豪チームでシックスマンとして活躍を続けた。
youtube:http://youtu.be/UBVJ6LK0Tu0
3.ジェリー・スタックハウス(Jerry Stackhouse)
出身校:ノースカロライナ大学
ポジション: SG、SF
所属チーム:PHI(1995~1997)→DET(1997~2002)→WAS(2002~2004)→DAL(2004~2009)→MIL(2009~2010)→MIA(2010~2011)→ATL(2011~2012)→BRK(2012~2013)
キャリア平均:16.9PPG、3.2RPG、3.3APG
オールスター出場:2回(2000~2001)
積極的に狙うアウトサイドシュートのほか、力強いドライブやポストアップからでも得点する事ができ、ガードとしては非常に多くのフリースローを獲得して得点につなげる点取り屋として活躍した。
マイケル・ジョーダンと同じ大学、同じドラフト指名順位、同じポジションということで注目を浴びたが、低迷を続けるフィラデルフィア・76ersでは1年目からエースとして活躍し、平均19.2得点を記録してスコアラーとして自身の能力を証明した。
翌1996-97シーズンにはアレン・アイバーソンが入団し、スタックハウスとともに強力なバックコートを形成することが期待されたが、個人としてはそれぞれ活躍を見せながらもチームは低迷から抜け出せず、アイバーソンがシューティングガードにコンバートされた事でスタックハウスはデトロイト・ピストンズへとトレードされる。
移籍後はジョー・デュマースの控えとして起用されていたが、デュマース引退後に先発に昇格し、1999-2000シーズンに平均23.6得点を記録して初めてオールスターに選出された。
エースのグラント・ヒルがチームを去ってからはさらに得点機会が増大し、2000-01シーズンにリーグ2位となる平均29.8得点を記録する。
チーム成績が伴わなかったことで「得点にしか興味がない」と批判もされたが、リック・カーライルがヘッドコーチに就任した2001-02シーズンはディフェンスが劇的に改善され、平均21.4得点と数字を落としたものの、50勝32敗という好成績を収めたチームのリーダーとして評価を高めた。
しかし、スタックハウスは得点機会が減少した事に不満を漏らし、チームが近年最高の成績を収めたにもかかわらず、エースがトレードされるという事態に発展する。
ワシントン・ウィザーズに移籍することになったスタックハウスは、迎えた2002-03シーズンを大学の大先輩であるマイケル・ジョーダンとともにプレーし、ジョーダンを上回る平均21.5得点を記録した。
30代を迎えてからベンチから登場する機会も多くなったが、得点力のあるシックスマンとしてチームを渡り歩き活躍を続けた。
youtube:http://youtu.be/1p0qEG0N4OA
4.ラシード・ウォレス(Rasheed Wallace)
出身校:ノースカロライナ大学
ポジション: PF、C
所属チーム:WSB(1995~1996)→POR(1996~2004)→ATL(2004)→DET(2004~2009)→BOS(2009~2010)、NYK(2012~2013)
キャリア平均:14.4PPG、6.7RPG、1.8APG、1.0SPG、1.3BPG
オールスター出場:4回(2000~2001、2006、2008)
大学ではジェリー・スタックハウスとともに活躍し、フロントコートに厚みを加える選手と期待されてワシントン・ブレッツに入団する。
1年目はクリス・ウェバーの故障もあって多くの試合で先発を務めたが、ウェバーの復調にともない出場時間が減少する事を考慮され、シーズン終了後にロッド・ストリックランドらとのトレードでポートランド・トレイルブレイザーズへと移籍した。
移籍後は平均15得点前後を稼ぎ出す主力として活躍していたが、コート上では「歩くテクニカルファウル」と呼ばれるなど感情のコントロールに難を見せた。
しかし、1999-2000シーズンにリーグ屈指の選手層を誇るチームの中でトップとなる平均16.4得点を記録し、初めてオールスターに選出されるなど選手として成長していく。
2001-02シーズンにはキャリアハイとなる平均19.3得点を記録し、ビッグマンとしては非常に柔らかいシュートタッチを武器に、インサイド・アウトサイドを問わない幅広いシュートレンジで得点を重ねた。
ブレイザーズは王者ロサンゼルス・レイカーズを脅かす存在となっていたが、プレイオフではレイカーズの前に敗退を続け、次第に優勝の望みが遠のいていくと、選手たちは次から次へと警察沙汰となる問題を起こしていき、「ジェイル(監獄)・ブレイザーズ」と揶揄されるまでにチーム状況が悪化する。
ブレイザーズは問題のある選手を次々と放出し始め、マリファナ所持や練習中にチームメイトと乱闘騒動を起こしていたウォレスも、2003-04シーズンのトレード期限数時間前にデトロイト・ピストンズへと放出される。
ピストンズではチームの掲げる「チーム・バスケット」に徹し、攻守両面で重要な選手となる。
ウォレスを獲得したピストンズはシーズン後半戦に快進撃を見せ、プレイオフを勝ち進んでファイナルに進出すると、大型補強を断行して王座奪還に燃えるレイカーズを破って14年ぶりの優勝を決めた。
ピストンズでは2009年までプレーを続け、その後は引退や復帰を繰り返し、2013-14シーズンにピストンズのアシスタントコーチに就任した。
youtube:http://youtu.be/danpp3d7dxQ
5.ケビン・ガーネット(Kevin Garnett)
出身校:ファラガット高校
ポジション: PF、C、SF
所属チーム:MIN(1995~2007)→BOS(2007~2013)→BRK(2013~2015)→MIN(2015~2016)
キャリア平均:17.8PPG、10.0RPG、3.7APG、1.3SPG、1.4BPG
個人賞:NBA MVP 1回(2003-2004)、Defensive Player of the Year(2007-2008)、All-Star Game MVP(2003)
ALL TEAM:All-NBA 1st 4回、All-NBA 2nd 3回、All-NBA 3rd 2回、All-Defensive 1st 9回、All-Defensive 2nd 3回
オールスター出場:15回(1997~1998、2000~2013)
高校卒業後すぐにNBA入りして成功を収め、その後のコビー・ブライアントら多くのプレイヤーに影響を与えた。
211cmの長身ながら抜群のクイックネスと器用さを併せ持ち、NBA史に残る万能プレイヤーとして活躍した。
2003-04シーズンに平均24.2得点、13.9リバウンド、5.0アシスト、1.5スティール、2.2ブロックを記録し、このシーズンから4シーズンにわたってリバウンドのタイトルを獲得している。
ミネソタ・ティンバーウルブズ時代、アンセルフィッシュなスタイルから「勝負所で頼れない」などの批判もあったが、ボストン・セルティックス移籍後は強力なリーダーシップを発揮してチームディフェンスを統括し、2008年に念願のチャンピオンリングを獲得している。
youtube:http://youtu.be/UznV50oMSK0
6.ブライアント・リーヴス(Bryant Reeves)
出身校:オクラホマ州立大学
ポジション: C
所属チーム:VAN(1995~2001)
キャリア平均:12.5PPG、6.9RPG、1.6APG
バンクーバー・グリズリーズ初のドラフト指名選手としてデビューを果たす。
「ビッグ・カントリー」と呼ばれるなどカレッジバスケ界屈指のセンタープレイヤーとして活躍したリーヴスだったが、NBAでは3年目に記録した平均16.3得点、7.9リバウンドがピークとなり、以降は数字を下降させた。
2001年に背中の怪我が悪化して引退を表明し、6シーズンという短い選手生活を終えた。
youtube:http://youtu.be/Bmig8qbPPUg
7.デイモン・スタウダマイアー(Damon Stoudamire)
出身校:アリゾナ大学
ポジション: PG
所属チーム:TOR(1995~1998)→POR(1998~2005)→MEM(2005~2008)→SAS(2008)
キャリア平均:13.4PPG、3.5RPG、6.1APG、1.1SPG、.357 3P%
個人賞:Rookie of the Year
ニックネームは「マイティー・マウス」。
トロント・ラプターズの本拠地で開催された1995年NBAドラフトでは、スタウダマイアーが指名された直後にラプターズファンで埋め尽くされた会場は一斉にブーイングに包まれた。
ファンは178cmのスタウダマイアーよりもNCAAトーナメントで活躍したエド・オバノンの指名を期待していたが、ファンの反応に対してスタウダマイアーは「バスケを知らないだけだ」と一蹴した。
シーズンが始まるとオバノンがNBAへの順応に苦しむ一方で、スタウダマイアーは抜群のクイックネスと勝負度胸でチームをリードし、平均19.0得点、9.3アシストを記録して新人王を受賞した。
1998年にポートランド・トレイルブレイザーズ移籍してからは厚い選手層もあって全体的に数字を下降させたものの、先発として強豪チームの一角を担い、ときに50点以上を叩き出すなど爆発力を見せるなど活躍を続けた。
youtube:http://youtu.be/9v81e3CizSw
10.カート・トーマス(Kurt Thomas)
出身校:テキサスクリスチャン大学
ポジション: PF、C
所属チーム:MIA(1995~1997)→DAL(1997~1998)→NYK(1998~2005)→PHO(2005~2007)→SEA(2007~2008)→SAS(2008~2009)→MIL(2009~2010)→CHI(2010~2011)→POR(2011~2012)→NYK(2012~2013)
キャリア平均:8.1PPG、6.6RPG、1.1APG
身体を張ったプレーでインサイドを支え、信頼度の高い堅実なロールプレイヤーとして強豪チームを中心に多くのチームで活躍した。
2002-03シーズンにニューヨーク・ニックスで先発センターとしてプレーし、キャリアハイとなる平均14.0得点を記録している。
youtube:http://youtu.be/_brH4ktbMA0
13.コーリス・ウィリアムソン(Corliss Williamson)
出身校:アーカンソー大学
ポジション: SF、PF
所属チーム:SAC(1995~2000)→TOR(2000~2001)→DET(2001~2004)→PHI(2004~2005)→SAC(2005~2007)
キャリア平均:11.1PPG、3.9RPG、1.2APG
個人賞:Sixth Man of the Year(2001-2002)
パワーフォワードとしてはスピードがあり、スモールフォワードとしてはあまりにフィジカルに強く、マッチアップが困難な選手としてシックスマン賞を受賞するなど活躍した。
サクラメント・キングスに入団し、1997-98シーズンに先発に定着して平均17.7得点を記録する。
2001年にデトロイト・ピストンズへ移籍してからは控えとして起用されるようになり、移籍1年目の2001-02シーズンに平均13.6得点を記録してシックスマン賞を受賞した。
2004年にはチャンピオンリングを獲得している。
2005年に古巣のキングスに復帰し、2007年に現役を引退した。
youtube:http://youtu.be/2fgUNsl85Uc
15.ブレント・バリー (Brent Barry)
出身校:オレゴン州立大学
ポジション: SG、SF
所属チーム:LAC(1995~1998)→MIA(1998)→CHI(1998~1999)→SEA(1999~2004)→SAS(2004~2008)→HOU(2008~2009)
キャリア平均:9.3PPG、3.0RPG、3.2APG、1.0SPG、.405 3P%
細身の体型から「ボーンズ」の愛称で親しまれた。
往年の名選手リック・バリーを父にもち、ブレントのほかにジョン、ドリューら2人の兄弟もNBAでプレーしている。
新人時代に出場したスラムダンクコンテストではフリースローラインからのダンクで優勝し、コンテスト史上初の白人優勝者となった。
キャリア初期は高い身体能力と独創的なプレーを披露していたが、歳を重ねるごとに状況に応じたプレーを見せるようになり、チームに不可欠な万能選手として活躍した。
シアトル・スーパーソニックス在籍時の2001-02シーズンには平均14.4得点、5.4リバウンド、5.3アシスト、1.8スティールを記録し、ポイントガードも務めている。
サンアントニオ・スパーズ在籍時に2回の優勝を経験し、2009年にヒューストン・ロケッツでのプレーを最後に現役を引退した。
youtube:http://youtu.be/LXg-k_1NGMY
16.アラン・ヘンダーソン (Alan Henderson)
出身校:インディアナ大学
ポジション: PF、C、SF
所属チーム:ATL(1995~2004)→DAL(2004~2005)→CLE(2005~2006)→PHI(2006~2007)
キャリア平均:7.8PPG、5.0RPG、0.6APG
個人賞:Most Improved Player(1997-1998)
アトランタ・ホークスに入団し、デビュー当初はクリスチャン・レイトナーらのバックアップとしてプレーした。
その後は徐々に先発で起用される機会も増え、ローポストからのパワフルなプレーで活躍した。
1997-98シーズンに前シーズンの倍以上となる平均14.3得点を記録し、最も成長した選手に与えられるMIPを受賞している。
youtube:http://youtu.be/ttnI4foeCOc
17.ボブ・スーラ (Bob Sura)
出身校:フロリダ州立大学
ポジション: SG、PG
所属チーム:CLE(1995~2000)→GSW(2000~2003)→DET(2003~2004)→ATL(2004)→HOU(2004~2005)
キャリア平均:8.6PPG、3.4RPG、3.8APG、1.0SPG
スラムダンクコンテストに出場するなど白人選手としては身体能力が高く、華のあるプレーを見せた。
キャリアの多くをバックアップとしてプレーしていたが、1999-2000シーズンはシーズンの半分で先発を務めキャリアハイとなる平均13.8得点を記録している。
2003-04シーズンは開幕から出場機会に恵まれず、シーズン途中にアトランタ・ホークスへトレードされる。
この移籍後、27試合の出場で平均14.7得点、8.3リバウンド、5.3アシストを記録するなど目覚ましい活躍を見せ、とくにシーズン終盤には2試合連続でトリプルダブルを達成して注目を集めた。
ところが、3試合連続のトリプルダブルがかかった試合で不正なプレーを試みてしまい、猛烈なバッシングを浴びる事になった。
youtube:http://youtu.be/WXtafK-u9iA
18.セオ・ラトリフ (Theo Ratliff)
出身校:ワイオミング大学
ポジション: C、PF
所属チーム:DET(1995~1997)→PHI(1997~2001)→ATL(2001~2004)→POR(2004~2006)→BOS(2006~2007)→MIN(2007~2008)→DET(2008)→PHI(2008~2009)→SAS(2009~2010)→CHA(2010)→LAL(2010~2011)
キャリア平均:7.2PPG、5.7RPG、0.6APG、2.4BPG
ALL TEAM:All-Defensive 2nd 2回
オールスター出場:1回(2001)
デトロイト・ピストンズでは出場機会に恵まれなかったが、1997年にフィラデルフィア・76ersに移籍してからは俊敏な動きと高い跳躍力でブロックを量産し、守備の要として活躍した。
2000-01シーズンに平均12.4得点、8.3リバウンド、3.7ブロックを記録して初めてオールスターに選出されたが、故障のために出場できず、さらにシーズン後半の出場が絶望的になると、ディケンベ・ムトンボとのトレードでアトランタ・ホークスへと放出された。
移籍後も故障に苦しむキャリアを送ったが、健康を維持したシーズンでは持ち前のディフェンス力で存在感を発揮し、76ers時代を含めて通算3度のブロック王に輝いた。
youtube:http://youtu.be/T6hbmCBMA70
21.マイケル・フィンリー (Michael Finley)
出身校:ウィスコンシン大学
ポジション: SF、SG
所属チーム:PHO(1995~1996)→DAL(1996~2005)→SAS(2005~2010)→BOS(2010)
キャリア平均:15.7PPG、4.4RPG、2.9APG、.375 3P%
オールスター出場:2回(2000~2001)
下位指名でフェニックス・サンズに入団し、厚い選手層の中で1年目から先発を務めて平均15.0得点を記録する活躍を見せた。
切れ味鋭いドライブから豪快なダンクを叩き込み、アウトサイドシュートも高い確率を誇った。
ダラス・マーべリックス移籍後はスティーブ・ナッシュ、ダーク・ノビツキーらとともに長く低迷していたチームを躍進させた。
1997-98シーズンからは5シーズン連続で平均20得点以上を記録し、この間、オールスターに2度選出されている。
キャリア晩年に在籍したサンアントニオ・スパーズでは、2007年に初のチャンピオンリングを獲得した。
怪我に強く、デビューから6シーズン連続で全試合出場を果たしている。
youtube:http://youtu.be/eXixmaZDSPA
23.トラビス・ベスト (Travis Best)
出身校:ジョージア工科大学
ポジション: PG
所属チーム:IND(1995~2002)→CHI(2002)→MIA(2002~2003)→DAL(2003~2004)→NJN(2004~2005)
キャリア平均:7.6PPG、1.8RPG、3.5APG
デビューから7シーズンを過ごしたインディアナ・ペイサーズでは主に控えを務め、スコアリング、ゲームメイクの両面でチームを支えた。
2000-01シーズンにキャリアハイとなる平均11.9得点、6.1アシストを記録している。
youtube:http://youtu.be/yEJ694EVoiA
28.グレッグ・オスタータグ (Greg Ostertag)
出身校:カンザス大学
ポジション: C
所属チーム:UTA(1995~2004)→SAC(2004~2005)→UTA(2005~2006)
キャリア平均:4.6PPG、5.5RPG、0.6APG、1.7BPG
ユタ・ジャズに入団し、2年目に先発として平均7.3得点、7.3リバウンド、2.0ブロックを記録、64勝という好成績を残したチームのインサイドを支えた。
ファイナルでも全試合に先発出場し、敗れたものの218cm、127kgという体格の良さを生かしてゴール下で存在感を発揮した。
翌シーズン以降の活躍にも期待がかかっていたが、体重管理の失敗が原因となり、2年目のシーズン以上の数字を残すことはできなかった。
ジャズで10シーズンを過ごし、通算ブロック数はNBA記録を持つマーク・イートンに次いでチーム歴代2位となっている。
youtube:http://youtu.be/C9ajk9JnJtg
43.エリック・スノウ (Eric Snow)
出身校:ミシガン州立大学
ポジション: PG、SG
所属チーム:SEA(1995~1998)→PHI(1998~2004)→CLE(2004~2008)
キャリア平均:6.8PPG、2.5RPG、5.0APG、1.2SPG
ALL TEAM:All-Defensive 2nd 1回
シアトル・スーパーソニックス在籍時はゲイリー・ペイトンの控えとしてプレーし、堅実なプレーと巧みなディフェンスが評価された。
1998年にフィラデルフィア・76ersに移籍してからは先発として起用され、バックコートでコンビを組む事になったアレン・アイバーソンからも絶大な信頼を置かれるなど、司令塔としてリーダーシップを発揮した。
2002-03シーズンに平均12.9得点、6.6アシスト、1.6スティールを記録し、オールディフェンシブ2ndチームに選出されている。
2004年からはクリーブランド・キャバリアーズに移籍し、ベテランとして若いチームの躍進に貢献した。
youtube:http://youtu.be/V6PbRRcqvIo