Twenty-ONE【21】 3人で遊べるバスケットボールゲーム

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前回の『H・O・R・S・E』につづき、今回は3人というバスケをするには一番中途半端な人数のときに重宝する、『Twenty-ONE』というゲームを紹介します。

20年ほど前にバスケ誌『HOOP』で紹介され、一時、私の周りでも流行していました。

アメリカではメジャーなゲームのひとつで、地域によって様々なローカルルールが存在するようです。

今回は若干あいまいになっている私の記憶をたよりに、雑誌で紹介されていたものをなるべく忠実に説明したいと思います。

ゲームの概要

簡単に言うと、オフェンス1人、ディフェンス2人で行う、まわりは敵ばかり状態のサバイバルゲーム。

先に21点を獲った人が勝ちとなります。

得点は通常通り、フリースロー1点、スリーポイント以外のフィールドゴール2点、スリーポイント3点です。

ゲームの流れ

最初にジャンケン等でフリースローを打つ人を決めます。

フリースローが成功した場合、連続で3本まで打つことができます。

得点は通常通り1点、連続成功なら最大で3点が入ります。

その間、他の二人はディフェンスリバウンドに備え、シューターの集中力を妨げるべくNBAばりのトラッシュトークをかますのもアリです。

途中でフリースローが外れたら、シューターを含む三人でリバウンドを狙い、ボールを奪取した人が攻撃権を得ます。

ここからがサバイバルゲームの始まりです。

フリースロー3本全て決まった場合は、他の二人のうち得点の低い方か、ジャンケン等で次の攻撃権を決めます。

攻撃権を得た人は、まずスリーポイントラインの外に出てからオフェンスを開始します。

すぐさまスリーポイントを狙う、またはドライブを仕掛けるなどして、二人のディフェンスを相手に得点しなければなりません。

ディフェンスはスティールやリバウンドなどで次の攻撃権を狙い、ボールを奪ったらスリーポイントラインの外に出てオフェンスをスタートさせます。

シュートを決めると通常通りの得点が加算され、さらにフリースローの権利を得ます。
ここからは②~の繰り返しとなります。

一回のオフェンスで、最大6点入る可能性があります。(スリーポイントを決める+フリースローを連続3本決める)

得点ルール

こうして三人それぞれが21点を目指すわけですが、このゲームの最大のポイントは、21点ピッタリで終わらせなければいけないというところ。

バスケットボールのブラックジャックとも呼ばれる所以です。

19点を獲得しているプレイヤーがスリーポイントを決めてしまうと、22点となってバースト(オーバー)となります。

バーストさせてしまったプレイヤーの得点は11点に戻り、またせっせと得点を積み重ねていかなければなりません。

例えば、

16点の状態でフィールドゴールを決めて18点の状態でフリースローの権利を得たとします。

2本連続で決めて20点までのせたところで、最後の3本目を落としてしまうと、もう21点ピッタリに終わらせるのは不可能になります。

この時点で11点への逆戻りが決定します。

19点になったところでフリースローをわざと落とすという安全策もありますが、当然のように他の二人から「勝負だろ?それともチキン?」的な挑発を受けます。

体力的にけっこうキツいですけど、三人の思惑が交錯しまくるとてもスリリングなゲームです。

今週のお休みは、家族も誘ってTwenty-Oneで決まりですね!

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