【2016年6月】
大食いを扱う全国放送の番組にもたびたび登場する有名店。
数年前までこの近くで働いていたので、例のカツカレーは年に一回のペースで食べていました。
今回は怖いもの見たさのママの要望で久しぶりの訪店。
ネットで評判の看板娘さんには「なにかにアップするなら『中華料理店のカレー』って書いて下さいね!」と釘を刺されました。
昔も女将さんに「うちは大盛りの店じゃないからね!」と言われていたのを思い出し、なんとなく懐かしい気分に。
その女将さんは腰を曲げながら厨房で忙しく動き回り、まだまだお元気そうで安心しました。
ということで、記事タイトルには「中華料理店」の文言を入れておきました!
とりあえずカツカレーは頼むとして、ほかにも一品注文しないとだなとお品書きを見ていると、
一品料理に大好きなもつ煮込みを発見。

700円とお値段は高め。
まぁまぁの量だったのは想定内だったのですが、
誤算だったのがこちら。

ご飯デカっ!!(300円)
ママが「もつ煮込みだけだと寂しくない?」と言うので、
「カツカレーの量をなめるな」とたしなめたものの、やっぱり私も白米の誘惑に負けてしまい…
カレーが来る前にふたりでシェアして完食しましたが、けっこうお腹にたまってしまった。
ちなみにモツは硬めで、味は煮詰めたようなしょっぱさがありました。
昭和の居酒屋で出てきそうな、オッサン好みの武骨なモツ煮込みって感じ。
無性にお酒がのみたくなりました。
そして満を持して主役の登場。

『中華料理屋』のカツカレー1,100円。
これで普通盛り。
実を言うと、ママが「萬来行こう」と言い出す直前、内緒でラーメンを食していたこともあり…
すでにもつ煮込みとライスとラーメンで腹のキャパシティが限界間近に。
ボトボトとお皿からこぼれ落ちるカレーを見て、
いったん胃袋に詰め込んでトイレに駆け込む「キャッチ&リリース作戦」が脳裏をよぎります。
ママが予想外の活躍で一気に食べ進めてしまうかもと期待しましたが、
カレーを前にして思わず「オエっ」と嗚咽するのを見て「こりゃダメだ」と諦めました。
厳しい闘いになる事を覚悟し、崩れ落ちてくるカツをおさえながらヘルメットのような山を切り崩していきます。
うん、十年前と変わらない、とことん大食いには向いていない甘辛のカレー。
これがスパイシーならもう少しパクパクといけるのに。

このとんかつは揚げたてで、分厚いのにとってもジューシーで美味い。
ただ、
冷めてくると豚特有の臭みが強くなってくるので、早めに処理するのが得策。
さらに追い打ちをかけてくるのが、
たれ落ちるルウですら「少ない」と感じてしまうほどのバランスの悪いライスの量の多さ。
食べても食べても減っているように見えず、何度も心を折られかけました。
このライス、密度がものすごい。
子どもがつくる砂山のような、「のせて・固めて・またのせて」を繰り返したんだろうなと感じてしまう、口に入れるたびにドスンっとくる重い重い一撃。
それでも涙目になりながら何とか完食。
久しく忘れていた、命をつなぐ「食」で何故こんなに苦しまなければならないのか、という理不尽な感覚がよみがえってきました。
会計後、腰を曲げた女将さんがなぜか一緒にお店の外に出てきたので、
「なにか怒られる事したかな?」と一瞬、身構えましたが、
「ありがとね、車、出づらそうだけど大丈夫?」と優しいお言葉をかけてくださり、
私たちが無事に駐車場から出るまで心配そうに見守ってくれていました。
また来ます、たぶん、十年後くらいに。
それまでどうか変わらずお元気でいてください。
ごちそうさまでした。
【店舗情報】
● Googleマップ「中華料理萬来(ばんらい)」



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