綿菓子メーカーのお得度を検証してみた
お祭りで売っているわたあめって、べらぼうに高い。
お面とならんで理不尽に高い。
ここらの祭りだと相場は大体500円で、こども二人に買えば1,000円。
砂糖少々がなぜそんな値段になるのか。
そんな親の気持ちも知らず、子供ってわたあめに目がないですよね。
それならばと買ってみたのがこちらの「綿菓子メーカー」。
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さっそく届きましたので、子どもらの期待のまなざしが突き刺さる中、おそるおそる作り始めてみました。
上手く作れなかったら、さぞかしガッカリするんだろうな…
不安いっぱいでしたが、2~3回くらいで竹串への巻き付け方が何となく理解でき、思っていた以上にフワフワのわたあめが作られました。
付属スプーン1杯のグラニュー糖で、このくらいの大きさのわたあめが2個できます。
上手くできないと、小さく凝縮された固いわたあめになってしまいます…
コツとしては、
容器の中でからめとろうとするのではなく、
竹串の先に中心となる固まりができたら受け皿の少し上で水平に構え、竹串を回転軸にしてクルクルと巻き取っていく感じ。
慣れてしまえば簡単なんですが、「私も私も!」と興奮気味の6歳と3歳の娘にもやらせてみたところ、やっぱりちょっと難しいようでした。
次に、飴玉でも作れるというので、家にあった節子式ドロップでわたあめ作りにトライ。
飴玉2個使用して、この大きさ。
グラニュー糖に比べると、フワッと感がなく、微妙な固さで大きさも小さめになってしまいました。
それでも、子供にわたあめを近づけただけで、「メロンだ!」と言い当ててるくらい飴玉の風味はしっかり残るので、これはこれで色んな味が楽しめて面白いみたい。
美味しさだけで言ったら、個人的には圧倒的にグラニュー糖で作る方だと思うんですけど。
ちなみにクリーム系の飴玉は使えません。
クリーム使用という事を大々的に謳っていないコーヒー飴を知らずに使ったら、回転皿の中を焦げ付かせてしまいました…
使用する飴玉の原材料は要チェック。
ほかに飴玉を使うときの難点として、グラニュー糖使用時に比べて振動が大きくなります。
本体の裏の吸盤で固定できるようになっていますが、飴玉を入れたときは手で押さえていないと、振動で本体がどんどん横へ横へと移動してしまいました。
後片付け
楽しいひと時のあとに訪れる、孤独なお片付けタイム。
これが楽だと、とても嬉しいんですけど。
プラスチックのフードと回転皿は取り外しが容易です。
フード内部には砂糖がびっしりとこびりつきますが、スポンジでこすれば簡単に落とすことができます。
この部分を懸念して若干割高のステンレス製の綿菓子メーカーも検討していましたが、プラスチック製でもまったく問題ありませんでした。
よかった。
回転皿はお湯につけておいて、しばらくしてからスポンジを突っ込んで洗浄。
本体のヒーター部分の汚れは濡れブキンをかけ、少ししてから拭き取るとキレイになります。
問題はヒーター内部の焦げ付き。
ネジを外して分解しないと掃除できません。
もしくは綿棒で掃除するべきか。
今のところ面倒なので、汚れがひどくなるまではと放置してます…
後片付けに要する時間は大体10分程度。
これを「手入れ簡単」と考えるかどうかは使う人次第。
私的には可もなく不可もなく、まぁこのくらいは普通かなという感じでした。
綿菓子メーカーのお得度を検証してみた
「これ、損してないよな」という安心感を得るため、500円するお祭りのわたあめと比較して何本食べたら元が取れるのか、ざっくりと計算してみました。
わたがし名人は税込み価格7,344円(購入時の価格)、送料800円。
わが家で主に使用しているのはグラニュー糖なので、1kg500円として、ひとつ作るのに18g使うと9円/本。
100本1,059円の竹串を使用したとして、10.6円/本。(実際は割り箸を使用)
消費電力は420Wなので、電気代1kw23円として、ひとつ作るのに(計算しやすいように)1分かかると、0.16円/本。
小学3年の算数で挫折した頭なので設定にいろいろ間違いがあるかと思われますが、とりあえず一本分の単価は19.76円となりました。
これに初期費用8,144円を加え、何本作ったらお祭りで買い続けた場合の金額を下回るのか計算してみると、
500円のわたあめの場合、17本目で20円のお得に。
大きくふんわりとしたプロが作るわたあめと比べるのも何なので、わたあめをひとつ300円に値下げしたものも一緒に計算してみましたが、こちらは30本目で下回りました。
あとは作れば作るほど、元を取ることができます。
とりあえず、30本作るまでは壊れませんように。
購入から半年経って…
購入からすでに半年くらいが経過しました。
使用頻度は月に2~3回くらい。
親が面倒がっているだけで、子供たちには飽きる様子が見られません。
一番活躍するのは、友達や親せきの子供たちが遊びに来たとき。
大喜び間違いなしなので、「また、○○ちゃんちに来たい!」と言ってもらえるのは娘たちにしてみればかなり嬉しいみたいです。
ただ、子供が5人以上になると待ち時間も長くなり、ローテーションがかなり大変です。
どうしても、我が子に「いつでも食べられるからちょっと我慢してね」と、順番を飛ばしてもらうという犠牲を強いることになります。
後片付けも私だけ憂鬱なのは変わらない。
でも子供たちの笑顔はプライスレス。
そう思う事にして、とりあえず今回は良い買い物ができと満足しています。
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