霊感とか全くないんですが、
数年前、会社のトイレで不思議な体験をしました。
時間は深夜。
たぶん2時くらいだったかな。
ちょっとお腹の調子が悪くてトイレに駆け込みました。
「ギィ…、バッタン!」と古びたトイレのドアを開けると、4つ並んだ小便器の端に先客の男性がいらっしゃいました。
私はかまわず大の方へ。
すぐにも用を足したかったのですが、
私の中の乙女の部分が「音は聞かれたくないわ…」と語りかけてきました。
仕方ない、誰もいなくなるまで待とうか。
トイレのドアは古いので、開閉時にはどうしても音が鳴ります。
私は便器に腰かけたまま、ロダンの考える人のポーズで 「ギィ…、バッタン!」 という音が聞こえるのを待ちます。
30秒…、60秒…。
おかしい、音が聞こえてこない。
そんなに長いオシッコなんてないだろうと、ドアをソーっと開けて外の様子を確認してみました。
すると、先の男性の姿はどこにもありませんでした。
「マジか!?気付かれないようにドアを静かに開けて出ていきやがった!」
無駄な時間を過ごしてしまったと憤りながら、さっさと出すものを出して私もトイレから出ていこうとしました。
トイレのドアを手で押すと、当然のように「ギィ…」という音が鳴ります。
「よくこんなので音が鳴らないように出ていったよ」と半ば感心しながらトイレを後にしようとしたその時、
ある違和感に思わずトイレの方を振り返りました。
当時、私が利用したトイレは工事をしていて、小便器をひとつづつ新しいものに交換していました。
先ほどの男性が立っていた一番端。
便器が取り外されたままでした…



COMMENT
ゾクゾクして読んでる私の横で、
へーっと冷めた感想を述べる娘。。。
その感想にゾクゾクする私…