
トイレ休憩をかねて、立石公園からすぐ近く、霧ヶ峰ビーナスライン無料駐車場(Googleマップ)にやってきました。
さきほどまでの街中の風景から、ちょっと離れただけで一気に高原の世界。
まだ寒いけど、空気が凛としていて気持ちいい。
ここからビーナスラインに入り、ゴール地点の美ヶ原高原美術館を目指します。

10数年ごしの念願が叶い、私はもう感無量。
その前に、ちょっとガソリンが心もとなかったので、ママにスマホでスタンドの場所を調べてもらいました。
しばらくスタンドがないようなら、また諏訪湖の方に戻らなければならない。
ママ「大丈夫。この先の近くにスタンドあるみたいよ。」
ということで、美ヶ原高原美術館へ向けて出発。
念願のビーナスライン。
期待していた通り、目の前には素晴らしい景色が広がっています。
が、
私はガソリン残量が気になって景色に集中できない。
本当にこんな道にスタンドがあるのか?
絶景のパノラマルートが終わり、森林が生い茂る山道に入ってきました。
どこかで開けてくるのか?
かなり不安になって、隣でスマホを握るママに「あとどれくらい?」と尋ねてみると、
なんと「すーすー」と軽い寝息を立てて寝ているではありませんか。
車を路肩に止め、「ちょっとゴメン、スマホ見せて」と奪い取ると、
まさか…、電波が届かず通信できない…

車のナビも通信不可…
やばい、ガソリンがもう一目盛りしかない…
でも、どこにいるか分からない。
美術館には一回行ったことがあるので、周辺にガソリンスタンドがあるような所ではないのは分かる。
きっと、このまま山道を進んだとしても、その道中にスタンドはないだろう。
引き返すか。
最初にチェックしてからここまで、一目盛り分ちょっと減っている。
アップダウンの激しい山道だし、かなり厳しい。
助けを呼ぼうにも車がまったく通らない。
どうするか…
立ち往生したまま諦めの気持ちでスマホに目を落とすと、ほんのわずかな時間でしたが通信状態のアンテナが復活していました。
一か八かで現在位置を確認すると、待機時間のマークがグルグルと回り、しばらくしてパッと画像が表示されました。
この先から麓の町に下りられる!(矢印の場所)

スマホで位置を確認した直後、またグルグルマークが回り始め、その後、真っ白な画面になりました。
でも大丈夫、ルートは確認できた。
下り道だからガソリンは食わずに済むし、街中の道なら一目盛りあれば十分。
可能な限りアクセルを踏まず、節約しながら山道を下りていきます。
ちょっと嫌な汗がでてくる。
ママは無言。
後部座席の姉妹も不安げ。
何とか山道を抜けて麓の民家があるところまで出てきたとき、「ふ~~~っ…」という大きな安堵のため息が出てきました。
サイアク、ここでガス欠になっても何とかなる。

そうして、何とか無事「ENEOS / (有)綿屋商会 長門町SS」に到着。
助かった~
スマホを見ていなかったママは、ばつの悪い感じ。
私は何も言いませんでしたが、何とか平静を装っていたものの内心はあまり余裕がなかったため、ママに対して冷たい態度になっていたかも。
給油後も重苦しい空気が流れ、まだ記憶も鮮明なあの山道へ戻ってそのまま美術館へ、という雰囲気にならなかったので、
スタンド前の道路案内の標識に目をやり、「白樺湖にでも行ってみる?」とそれとなく提案しました。
「うん。」と力なく答えるママ。
道中の車内では、ふたりの微妙な空気を察してか、姉妹がいつも以上に賑やかに騒いでくれていました。



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