フクロモモンガのリコさんが我が家にきて9日目。
スポイトでミルクをあげるようになってから、近付いても以前ほど威嚇しなくなってきました。
にじり寄る程度に距離が縮まった感じはありますが、
それでも私の中には初日の流血事件による「恐怖心」が根深く残っていました。
どうしてもまだ素手で触る勇気が持てない。
何度かトライしてみましたが、リコさんがこちらをジッと見つめると、威嚇していないにも関わらず差し出した手がピタッと止まってしまう…
我ながら情けない。
■ 予期せぬチャンスと「魔法の鳴き声」
ケースのお掃除中は、リコさんを寝袋に入れたまま、子どもたちに抱っこしてもらっています。

寝袋の入口を閉じて真っ暗にしてあげると、大人しくジッとしていてくれます。
子どもたちの手には寝袋ごしにリコさんの鼓動が伝わり、
同時に、リコさんにも子どもたちの温もりが伝わっているハズ。
その温もりがリコさんの心を穏やかに溶かしていってくれたのか、
この直後に予期せぬチャンスが訪れました。
お掃除が終わり、リコさんをケースに戻すべく寝袋を受け取ろうとした際、
不意に私の指が寝袋の中へ潜り込んでしまいました。
とっさに「ヤバイ!噛まれる!」と身構えた私でしたが、
予想に反して寝袋の中からフクロモモンガがリラックスしたときに出す「ククク」という小さな鳴き声が聞こえてきました。
これは子どもたちが繋いだ「温もりのリレー」の成果か。
今このチャンスを逃すわけにはいかない。
私は恐怖を押し殺し、そのままリコさんの無防備な後頭部を撫でてみました。
その感触は、驚くほど柔らかく、そして温かい。
■ 絆の誕生……かと思いきや?
さらに顎の下まで撫でさせてくれたリコさん。
まさか、こんな急に心を開いてくれるだなんて。
予想もしていなかった展開にただただ感動する私でしたが、
その直後、
トロンとした目のまま振り返った彼女は、私と目が合った瞬間、我に返ったように「ギャギャギャ!」と豹変。
「なんだ、お前かよ!」という声が聞こえた気がしました。
ぜんぜん、心開いてくれてなかった…
でも、間違いなく、目の前に立ちはだかる「壁」を壊せるんだと実感できた大きな一日でした。



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