なぜバットに当たらないのか?運動オンチでもバッティングセンターで打てる方法

学び
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自慢じゃないですが、私は高校の体育の成績が「2」でした。

自慢じゃないですが、体育では何をやっても笑いものになっていました。

自慢じゃないですが、子どもの頃からバッティングセンターへ行ってもほとんど当たらないので、いつしか行くのをやめました。

こんな私が、新潟の野球の聖地「エコスタ」でホームラン(「ランニング」ですが)を打ったと言ったら……、信じてもらえるでしょうか?

会社対抗の野球大会があり、「チームに迷惑をかけるな」とバッティングセンターでの練習を命じられました。

最初は思った通り、バットは空を切るばかりでボールに全く当たらなかったのですが、

次第に「この結果には原因があるな」と感じるようになり、

問題の把握と対策を真剣に考えたところ、一週間ほどの練習でこんな程度に打てるようになりました。

まだ気持ちよくスコンスコンかっ飛ばせるわけではないですが、最初の惨状を考えれば、まぁまぁの進歩。

過酷なトレーニングや地道な反復練習をしたわけではありません。

ただ、やり方を変えてみただけです。

バットにボールが当たらない理由

私は最初、「どうせ当たらないのだから」と、【80km/h】前後の低速コーナーで打っていました。

実はそれが落とし穴でした。

遅い球速だと、ボールの軌道が山なりになるため、バットとボールが交わる「点」が非常に小さくなってしまうのです。

上の図のように「今だ!」と思った瞬間に赤いポイントにバットを振り出しても、

野球初心者ではそこにバットが到達するまで時間がかかります。

バットがその場所に来たときには、ボールは緑の高さまで落下してしまうのです。

これを解決するには、

スイングを速くするか、点を線に変えれば良いのです。

対策① バットでボールをキャッチする

スイングを速くする。

野球初心者が今からそこに取り組むにはかなり無理があります。

何も「大谷翔平」のようなスイングスピードを手に入れろと言っているわけではありません。

ボールがベースを通りすぎる前にバットを振り出せればいいんです。

バッティングセンターのバッターボックスに立つと、どうしても打ちたい気持ちが強くなって力んでしまうのは私も良く分かります。

でも、初心者が力んで「速く」振ろうとすると、

・かえって振り遅れてタイミングが合わない

・スイングがブレて、より小さな「点」で捉える必要に迫られる

・視線がボールから外れてしまう

ということが起こってしまいます。

そこで、イメージを「バットで打ち返す」から、「バットでキャッチする」に変えてみてください。

打ち返そうとするから振り遅れるのです。

ただキャッチするつもりでスッと出した方が、最短距離をスムーズにバットが出てきます。

スイングのブレも少なくなります。

「打つ」ってなると力んで顔が「あっち」を向いたままスイングしてしまうかもしれませんが、

「キャッチ」となると、ボールの軌道を最後まで見ている必要があります。

キャッチボールでは、そうやってグローブを動かしてボールに合わせますよね。

「打ち返す」のではなく、バットで「キャッチ」する。

動画の「1球目」で私がしているのがその練習です。

この練習方法によって以下のメリットがあります。

・バットをスッと出せるようになる

・スイングが安定する

・ボールを最後まで見ていられるようになる

・タイミングの合わせ方が分かる

ここでボールをちゃんと捉えられるようになったら、少しづつ前に押し返すイメージでバットを振り出していきます。

そのときのコツも「強く振らない」ことです。

対策② バットとボールのイメージを変えてみる

小さなボールを細いバットで捉えるって、よく考えるとかなり難しい作業です。

けれど、これがもし向かってくるボールがドッヂボールくらいの大きさで、

手にしているものがテニスのラケットだとしたら、

当てるくらいなら簡単にできそうな気がしませんか?

私の体験談ですが、「これは難しそう」というものでも、「これなら出来そう」に変換してあげると、成功のイメージが頭に思い浮かべやすくなり、体もイメージに沿って動かしやすくなります。

バッティングセンターでテニスラケットを使うわけにはいかないので、せめてイメージだけでも。

ピッチャーが投げてくるのはドッヂボールくらいの大きさで、あなたが持っているのはテニスラケットです。

ベース上で止めるだけ、簡単そうじゃないですか?

対策③ 100km/h のコーナーで打ってみる

意外かもしれませんが、球速を上げたほうが軌道が「線」になり、当たる確率は上がります。

「100km/hなんて速すぎる」という思い込みを捨て、まずはこの球速でも「キャッチ」することから始めてみてください。

最初はスピードに対応できないかもしれませんが、

人の目は思っている以上に勝手に慣れてくれるようにできています。

そうでなくても、「100km/h」なんてスピードは、「50km/h」で走っている車同士がすれ違うときの体感速度でしかありません。

それが目で追えないほどのスピードなら、あちこち交通事故だらけになってしまいます。

速く感じるのは思い込みです。

それでもバットが間に合わないなら、それはまだタイミングの合わせ方が分からないだけ。

とくに野球初心者は、スイングのスピードが遅いということ以上に、バッティングの動作を開始するのが遅すぎるのです。

私もそうでしたが、大体の場合、ボールが目の前に来るまでバットを振り出そうとしません。

バットでキャッチする際、間に合わないようなら「速く出す」のではなく、もっと「早いタイミング」でバットを出してください。

それで間に合わないならさらに早く、という感じでタイミングの合わせ方を調整していきます。

その後(追記)

練習の成果が出たのか、会社対抗の野球大会では一生縁がないと思っていたホームラン(ランニング)を打つことができました。

あれから何年かして、我が家の次女が野球に興味を持ち始めたので、この方法を思い出し試してみました。

小学3年生の女子。

バッティングセンターの初体験では、やはり目の前のボールに反応して振り遅れています。

そこから、3ヶ月後くらいまでの成長を記録しました。

この記事は野球のエリート向けではありません。

「自分なんてどうせ……」と思い込んでいる人が、ただ「やり方」を知るだけで世界が変わる。

そのきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

COMMENT

  1. より:

    こんな説明よくできています            すごい

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