足利織姫神社から車で20分。
やってきたのは出流原弁天池。(いずるはらべんてんいけ)

日本名水百選のひとつ。
これは名水ハンターとしては素通りするにはいかず、出発直前になってコースに追加しました。
時刻は6時になったばかり。

池から近くの弁財天駐車場(Googleマップ)は無料で利用できますが、5・6台しか止められないため、日中の駐車はなかなか厳しいかも。
こんな早朝にもかかわらず、すでに半分埋まりました。(とは言っても3台ですが)
池はここから徒歩3分。
アクセス的には本当に便利。
こちらが「関東のモネの池」と称される、出流原弁天池。

洞穴から湧き出す清水の池は驚くほどの透明度で、その澄んだ水の中を鯉が優雅に泳いでいました。
ユウ・フウ姉妹に「ところで、関東のモネの池って何?」と聞かれましたが、実は私もよく知らなかった…
あとで調べてみると、
もともと「モネの池」とは岐阜県の山奥にあるとある池の愛称で、正式名称もなく単に「名もなき池」と呼ばれていたそうです。
しかし、その美しさがフランスの画家クロード・モネ(1840~1926)の代表作のひとつ「睡蓮」のようだと評判になり、のちに「モネの池」と呼ばれるようになったのだとか。
なるほど、こちらの弁天池も周囲の風景を含めて絵画の世界のような美しさではありました。
ただ、無知なうえに感性もない我ら家族は、「きれいだね」「うん」「次いこっか」と、滞在時間5分でまさかの撤収宣言。
もうちょっと雰囲気に浸ろうよと思いましたが、たしかに「見る」こと以外、他にやることもないな…
何とも言えぬ気分で引き返す私たちでしたが、そこに思いがけずこんな景色がとびこんできました。

ここは七福神の一柱である「弁財天」が祀られている磯山弁財天。
そうか、「弁天池」って弁天様、弁財天のことだったか。

この立派な鳥居にも目を奪われましたが、それ以上に好奇心をそそられたのが、その先に続く石段。
目を輝かせてガールズの方を振り返ると、フウとママは「行かないからね!」と私が提案する前に断固拒否の姿勢。
すでに織姫神社の229段の石段に辟易としていたため、この反応は仕方ない。
ここで予想外だったのが、「別に付き合ってあげてもいいよ」と言ってくれたユウ。
生まれつき足が悪いユウにこそ、「無理しないで待ってな」と言ってあげたかったのですが、
その男前な気概に胸を打たれ、ふたりで石段を登ってみることにしました。
ママとフウは一足先に車で一休み。

「もののけ姫」に登場する「コダマ」が出てきそうな木々の中、その風景に溶け込むかのような石段が続きます。
段数についてネットで調べてみましたが、その数は130段だとも180段、200段だとも、サイトによってまちまち…
正確な数字は分かりませんでしたが、とりあえずココもなかなかの急こう配。
一段登るたびに、織姫神社での疲労が残る太ももにズシリときました。
だが、それがいい。
野球部のフウにはトレーニングにもってこいだと思うんだけどな。

山腹にある弁天堂。
948年に藤原秀郷によって創建されたと伝えられ、現在のこちらの本殿は鎌倉時代に釘を使わない「かけつくり」という建築技術で再建されたものだそうです。
ちなみに藤原秀郷は平将門の乱を平定した人物で、武士の始まりとも言われる栃木の武将だそうです。

本殿から眺める眺望も素晴らしかったです。
弁天池があるだけだと思ってただけに嬉しい誤算でした。
ママとフウも来れば良かったのに。
あわや5分という短時間で撤収する事態になりかけましたが、何だかんだで予定通りの時間にこちらを出発。
次は朝食を食べに佐野サービスエリアへ向かいます。

姉妹は再び夢の中へ。
そういえば、名水ハンター、名水を素通りしてきてしまった…
- 6:00弁財天駐車場到着
駐車料金:無料
- 6:05出流原弁天池見学
- 6:10磯山弁財天参拝
- 6:30弁財天駐車場出発
【BOOKMARK】
● とちぎ旅ネット「出流原弁天池・磯山弁財天」



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